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zoom RSS ★★憧れのアニメーターになったけど年収50万円って!

<<   作成日時 : 2010/08/09 15:11   >>

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2010・8・11 内容一部追加しました。

今年の春にアニメ学科を卒業した学生が関西のある弱小アニメプロダクションにアニメーター見習いとして就職していました。私はこの学生の就職のことは全く知りませんでしたが先日以下の話が耳に入りました。

何と、動画1枚100円で描いているんですと!!  えーーーーーーーっ!!
動画1枚100円って、生活できない価格!ひどい状況です。
もし1ヶ月に20日間働いて1日に12枚の動画を描いていくらになるの?当然1日8時間以上は働いているはずですから・・・。
12枚×100円=1200円(1日の稼ぎです)、そして1200円×20日間=月給は2万4千円です。

即刻こんなところで働くのは止めましょう!!当然最低賃金法にも引っかかるわけで、こんな下請け経営者は無能としか言いようがありません。上の金額は40年前の僕がアニメーター新人になった頃の給料とかわりませんよ!!

上記のように職場が決まったといっても、生活は安泰ではない。アニメーターの給料は歩合制にしているのが一般的で、20歳代の平均年収が50〜100万円程度である。プロダクション経営者はアニメーターを個人事業主として扱っていて最低賃金法に引っかからないように悪知恵を働かせているということだ。

数をこなせないと「 ぎりぎりの生活が続く 」わけで、業界を辞めていく人も多い。おまけに長く続けても未来が無いーーーー絶望的です。
いや、スタッフのトップに立てるようになれば給料も上がる!―――なんてのは絵空ごとです。現在作画監督の仕事をしていても生活が安定せずバイトをしている後輩もおりますから。
それにしても業界は本当にひどい状況になってしまったんですねえ。

すでに世の中のほとんどの人にアニメーターは低賃金ということは知られているがこれほどひどいとは驚きです。
動画1枚100円でも200円でも安い事に変りはありませんがいやあ全く・・・ショックです。

アニメーションを学んでも日本の商業アニメ業界への就職では生活が出来ないんですから・・・困ったものです。まだゲーム業界のほうがましかもですねえ・・・。

以下は経済産業省文化情報関連産業課が以前に出した資料です。最近のものは無いのかと経済産業省に連絡をしてみましたが以降のものは無いとのことでした。

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上のテレビアニメーション番組ビジネス表の作品制作部分を見てください。驚くべき事実です。
赤丸印ではスポンサーからTVアニメ作品1本につき5000万円の予算がでている。しかし広告代理店が1000万円取り、テレビ局が3000万円も取っている。TV局、代理店は仕事の内容以上に予算を搾取しているのは間違いない。

そしてアニメ制作現場に来るときには黒丸印の800万円の予算しか残っていないのである。
これじゃTV局は立派な大きいビルがすぐに建つ訳だ。テレビ局の社員の給料も高額な訳だ。テレビ局も代理店もその上に著作権を持って版権ビジネスで大儲けをしている。

元受けの大手アニメ製作会社に予算を上げるように要求もせず、支払われる金額のまま仕事を請けている弱小プロダクションでは今後もどうにもならないだろう。本来なら全ての弱小プロダクションが意見を集合してストライキを起こしテレビ局に要求を突きつければ片付く問題なのだが、昔からそんな聡明な経営者は出てこない。大手に逆らえば安い仕事も貰えなくなるから一言も文句は言わない弱小プロの経営者たち。江戸時代で云うと「生かさず殺さず」の状態の農民みたいなものです。

現場のアニメ労働者はその日の生活もままならないのである。上記の800万円の予算の内訳は次回にこのブログに掲載します。


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これからは才能のある若者は個人で又はグループで作品を創り自分たちでビジネスを展開していきましょう。すでにそういう時代到来です。僕らが商業アニメを作っていた1980〜2000年頃とは大きく時代が違っています。

テレビ局や広告代理店の横暴なピンハネには関わりたくありませんよね。彼らは安く作らせてピンハネし、その上に著作権を保持してしっかり儲けているではありませんか!
もうそんな輩を相手にするのは止めましょう。どうせ貧乏をするなら自分で作った作品の著作権は自分で持っていたほうがずっと良い。
お金の臭いのしないところには代理店もTV局も近寄ってきませんので安心です(笑)。

そしてテレビ局にくっついていなくてもしっかり作品を創作し仕事にしている新興プロダクションや個人の作家もいるではありませんか。作家がプロデューサーと個人的に組んだり、自らプロデューサを兼務し仕事と資金を調達し作品製作することも充分にありえるということです。



次回は、東京の有名アニメスタジオの新人の待遇についての現実直近レポートを掲載します。
また上記の800万円の予算の内訳もこのブログに掲載します。







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